屋久島の山は雨が多く、海沿いと標高の高い森では気温も大きく異なります。
初めてトレッキングをする方でも準備できるように、必要な装備・服装、その理由、NGな服装をまとめました。
安全にツアーを楽しむため、ご参加前に必ずご確認ください。
※ヤクスギランド ゆっくり散策ツアーは装備規定がことなりますので、[こちら]をご確認ください。
出発前にまとめて確認したい方は、A4・1枚の「持ち物チェックリスト」をご利用ください。印刷用PDFもご用意しています。
気になる項目から確認できます
登山の「必須装備(3種の神器)」
Essential Mountain Gear
この3点は、森を歩く上で絶対に欠かせない必須アイテムです。
01|レインウェア(上下セパレートタイプ)
上着とズボンに分かれた、登山用のレインウェアをご用意ください。
屋久島の山では天候が変わりやすく、雨に濡れると身体が冷えます。そのため、晴れ予報でも必ず携帯してください。
選ぶ際は、雨を防ぐ「防水性」と、汗による蒸れを外へ逃がす「透湿性」を備えた登山用のものがおすすめです。
ゴアテックスなどが代表的ですが、特定のブランドや素材である必要はありません。
【重要】レインウェアを忘れた場合
安全に関わる必須装備のため、当日お忘れになった場合は、晴天でもツアーを中止します。
02|トレッキングシューズ(登山靴)
木の根や濡れた岩でも滑りにくい、登山用の靴をご用意ください。
ミドルカット・ハイカットなど、足首の高さは問いません。
【重要】久しぶりに使う登山靴は必ず確認してください
長年、目安として3〜5年以上使用していない登山靴は、見た目がきれいでも靴底や接着部分が劣化している場合があります。
こうした経年劣化によって、歩き始めてから突然靴底が剥がれることがあります。
旅行前に、
- 靴底や接着部分に剥がれ・ひび割れがないか
- 靴底を曲げたり軽く引っ張ったりしても剥がれないか
- 実際に履いて歩いて問題がないか
を確認してください。
少しでも劣化が見られる場合は使用しないでください。
新品の靴も旅行当日に初めて履くのではなく、事前に何度か歩いて足に慣らしておくことをおすすめします。
03|ザック(リュックサック)
両手を空けて歩けるよう、日帰り用のザック(目安20〜30L程度)をご用意ください。
レインウェア、飲み物、食べ物、防寒着など必要な荷物が入る大きさで十分です。
【重要】中の荷物も防水してください
強い雨の際は、ザックカバーを付けていても、背中側などの隙間から雨水が入る場合があります。
着替え・スマートフォン・財布など濡らしたくないものは、ビニール袋・ジッパー付き袋・防水スタッフバッグなどに入れて密閉してから収納してください。
基本の服装(レイヤリング)
Basic Clothing and Layering
山の服装は、暑くなったら脱ぎ、寒くなったら着られる「重ね着(レイヤリング)」が基本です。
高価なアウトドアブランドでそろえる必要はありません。
ユニクロやワークマンなどのスポーツウェアでも、素材や機能が適していれば十分使用できます。
ベースレイヤー(肌に直接着る服)
シャツや長袖シャツなど、肌に直接触れる服です。
役割は、汗を吸って素早く乾かし、肌が濡れた状態をできるだけ長く残さないことです。
おすすめは、
- ポリエステルなどの化学繊維
- メリノウール
など、速乾性のある素材です。
服を選ぶときは、
「ポリエステル」「速乾」「ドライ」
などの表示を確認すると分かりやすいです。
綿(コットン)100%は避けてください。
綿は汗や雨を吸うと乾きにくく、濡れた状態で休憩すると身体を冷やす原因になります。
ミドルレイヤー(体温を保つ服)
ベースレイヤーの上に着る、保温のための服です。
薄手のフリースなど、保温性がありながら汗を逃がしやすいものがおすすめです。
歩いて暑くなったら脱ぎ、休憩中など寒くなったら着るため、脱ぎ着しやすいものを選んでください。
厚手の綿素材のパーカーなどは、濡れると乾きにくいため適していません。
アウターレイヤー(風を防ぐ服)
ミドルレイヤーの上に着て、風から身体を守る服です。
ウインドブレーカーなどが該当します。
雨が降っていないものの風が強いときや、少し肌寒いときに便利です。
レインウェアとは別の役割の服装です。
なお、レインウェアは季節を問わず必須装備として別に携帯してください。
ボトムス
登山専用品である必要はありません。
ただし、
- 速乾性がある
- 伸縮性があり、脚を動かしやすい
ことが重要です。
ポリエステルなどの化学繊維を使用した、トレッキングパンツやスポーツ用パンツがおすすめです。
季節ごとの服装の目安
Seasonal Clothing
※【重要】どの季節にご参加の場合でも、汗や雨で濡れた際の冷えを防ぐため、必ず「Tシャツの着替え」をザックに入れてご持参ください。(山の中は、平地に比べて気温が4〜8度ほど低くなります。)
春・秋|3〜5月・10〜11月
ベースレイヤー + ミドルレイヤー + 必要に応じてアウターレイヤー
朝夕や休憩中は冷えます。
ベースレイヤーの上にフリースなどを重ね、風がある場合に備えて薄手のウインドブレーカーなどがあると便利です。
夏|6〜9月
ベースレイヤー + 必要に応じて薄手のミドルレイヤー
半袖でも歩けますが、虫刺されや擦り傷が気になる方は薄手の長袖がおすすめです。
夏でも雨に濡れたり、長時間休憩したりすると身体が冷えるため、薄手の長袖や軽い防寒着を1枚用意しておくと安心です。
冬|12〜2月
ベースレイヤー + ミドルレイヤー + アウターレイヤー
ミドルレイヤーには、気温に応じてフリースや保温性の高い防寒着を使用します。
その上から、必要に応じてウインドブレーカーなどのアウターレイヤーを重ねます。
また、防寒グローブなどの冬用装備も必要です。
標高の高い場所では積雪や凍結することがあります。
レインウェアはこの3層とは別に必ず携帯してください。
⚠️ NGな服装について
Unsuitable Clothing
× デニム(ジーンズ)および 綿(コットン)100%の衣類
濡れると重くなり、乾きにくいため、体温を急激に奪います。遭難や低体温症の原因となるため大変危険です。
× スニーカー
屋久島の登山道は木の根や苔むした岩が多く、大変滑りやすくなっています。
× サンダル
足を保護できず、転倒や怪我につながるため参加できません。
× ポンチョ・ビニールカッパのみ
足元まで十分に雨を防げず、風にも弱いため、本格トレッキングには適していません。
持ち物チェックリスト
Equipment Checklist
ご出発前の確認にご利用ください。
印刷してチェックできるよう、必要なものを一覧にまとめています。
必ず準備するもの
- □ 上下セパレート型レインウェア
- □ トレッキングシューズ
- □ ザック(リュック)
- □ 速乾性のある服装
- □ Tシャツなど上半身の着替え 1枚
- □ 行動食(おやつ)
- □ 水分(500ml〜1L程度)
- □ 携帯トイレ
- □ ポケットティッシュ
- □ ゴミ袋 数枚
- □ 荷物を防水する袋(ビニール袋・ジッパー付き袋・防水スタッフバッグなど)
- □ 身分証明書のコピー(健康保険証・運転免許証など)
- □ 常備薬 ※必要な方
ツアー・季節・参加条件によって必要なもの
- □ 防寒着(フリースなど)
- □ お弁当※昼食が必要なツアーのみ
- □ ヘッドライト※10月〜4月の縄文杉ツアーは必須
- □ 冬季の防寒装備(防寒グローブ・厚手の防寒着など)
- □ 交通費※ツアー代とは別に現地で交通費のお支払いが必要な方
- □ 荒川登山バスチケット※事前に購入された方は忘れずにご持参ください
- □ ツアー代金※当日現金支払いを選ばれた方
あると便利・快適なもの
- □ トレッキングポール
- □ 折りたたみ傘
- □ 手袋・グローブ・軍手
- □ 帽子
- □ タオル
- □ ザックカバー
- □ スマートフォン用防水ケース
- □ モバイルバッテリー
- □ ウェットティッシュ
- □ 虫よけスプレー
- □ 日焼け止め
- □ 下山後の着替え
- □ 替えの靴下
- □ 痛み止め※長距離ツアーで痛みが不安な方
持ち物についての補足
行動食
行動食とは、昼食とは別に歩いている途中の休憩で食べるおやつ・軽食です。
チョコレート、飴、ゼリー、塩分タブレットなど、すぐに食べられるものがおすすめです。
甘いものと塩気のあるものを両方、個包装で用意しておくと便利です。
水分
500ml〜1L程度が目安です。
必要量は季節や参加ツアーによって異なるため、各ツアー詳細ページの持ち物もあわせてご確認ください。
携帯トイレ・ポケットティッシュ
携帯トイレは、すべてのツアーでご持参ください。
山中では通常のトイレがない場所や、すぐに利用できない状況があります。また、携帯トイレにはトイレットペーパーやティッシュが付属していないため、ポケットティッシュ等もあわせてご用意ください。
Tシャツなど上半身の着替え
汗や雨で服が濡れたまま休憩すると、身体が冷えます。
季節を問わず、乾いたTシャツや長袖など、上半身の着替えを1枚ザックに入れてください。
荷物を防水する袋
ザックカバーを付けていても、屋久島の強い雨では中まで水が入ることがあります。
着替え・スマートフォン・財布など、濡らしたくないものは必ず防水してください。
ビニール袋、ジッパー付き袋、防水スタッフバッグなどで構いません。
ゴミ袋
屋久島の山中では、自分で出したゴミはすべて持ち帰ります。
お菓子の包装やティッシュなどをまとめられるよう、小さな袋を数枚ご用意ください。
ジッパー付き袋でも便利です。
身分証明書のコピー
万が一の怪我や体調不良などに備えて、健康保険証や運転免許証など、本人確認ができるもののコピーをご用意ください。
原本を持ち歩く必要がある場合は、濡れないよう防水して保管してください。
常備薬
普段使用している薬がある方は、忘れずにご持参ください。
濡れて使用できなくならないよう、防水袋などに入れて保管してください。
お弁当
昼食が必要なツアーでご用意ください。
ホットサンドづくり体験を追加した場合など、お弁当が不要になる場合もあります。
早朝出発のツアーでは、宿泊先や弁当店へ前日までに手配してください。
ヘッドライト
10月〜4月に縄文杉ツアーへ参加する方は必須です。
日の出前に歩き始める場合があるためです。
旅行前に点灯するか確認し、電池式の場合は残量も確認してください。
トレッキングポール
登り下りの際に、脚や膝への負担を軽減するのに役立ちます。
使い慣れていない方は、2本よりもまず1本の方が片手を空けやすく、扱いやすい場合があります。
登山道を傷つけないよう、先端の石突には必ずゴムキャップを装着してください。
折りたたみ傘
休憩中や、比較的歩きやすいトロッコ道などであると便利です。
ただし、登山用レインウェアの代わりにはなりません。
手袋・グローブ・軍手
木や岩に手をつく際の保護に役立ちます。
写真をよく撮る方は、スマートフォンを操作できるタイプだと便利です。
タオル
雨や汗を拭くために使用します。
夏場は冷感タオルを持ってくると、沢の水などで冷やして使うこともでき、暑さ対策として便利です。
スマートフォン用防水ケース
雨の日でもスマートフォンを取り出して、気兼ねなく写真を撮りたい方におすすめです。
ただし、使用しないときはザック内の防水袋に入れておくとより安心です。
ザックカバー
ザック本体が雨や泥で汚れるのを抑えるのに役立ちます。
ただし、ザックカバーだけでは完全な防水にはなりません。
着替えやスマートフォンなどは、必ず別の防水袋に入れてください。
下山後の着替え・替えの靴下
ツアー中に持ち歩く必要はありません。
車に置いておけば、下山後に雨や汗で濡れた服・靴下から着替えられ、帰りを快適に過ごせます。
虫よけスプレー
屋久島の山中は、虫が特別多いわけではありません。
虫刺されが心配な方は、必要に応じてご用意ください。
日焼け止め
基本的に森の中を歩くため、長時間強い日差しを浴び続ける場面は多くありません。
日焼けが気になる方は、必要に応じてご用意ください。
モバイルバッテリー
写真撮影や地図アプリなどでスマートフォンの電池を消費することがあります。
長時間ツアーに参加する方や、写真をたくさん撮る方はあると安心です。
痛み止め
長距離ツアーで、膝や頭痛などの痛みが不安な方は、必要に応じて痛み止めをご用意ください。
初めて使用する薬や、服用してよいか不安がある場合は、事前に医師や薬剤師へご相談ください。
ヤクスギランド ゆっくり散策ツアーの装備
Easy Walk Equipment
このツアーは整備された歩道を中心に歩くため、本格的な山道を歩く他のトレッキングツアーとは服装・装備の基準が異なります。
靴
履き慣れた運動靴(スニーカー)で参加できます。
雨天時や足元が濡れている場合は、防水性のある靴やトレッキングシューズなどがおすすめです。
サンダルでは参加できません。
雨具
天候の変化に備えて、雨具をご用意ください。
登山用の上下セパレート型レインウェアのほか、ポンチョなどの簡易的な雨具も使用できます。
傘も使用できますが、風が強い場合は使用できないことがあります。
服装
動きやすい普段着でも参加できます。
ただし、綿素材やデニムは濡れると乾きにくいため、可能であれば速乾性のある服装がおすすめです。
バッグ
リュックや斜め掛けバッグなど、散策中に両手が空くものをご用意ください。
その他の持ち物
水分は500ml程度を目安にご用意ください。
無料貸し出しについて
ヤクスギランド ゆっくり散策ツアーでは簡易的なポンチョとビニールナップサックを無料で貸し出しています。
ご希望の場合は、ツアーお申し込み時にお知らせください。
装備のレンタルについて
Equipment Rental Information
当ガイドでは、登山装備のレンタルは行っておりません。
装備をお持ちでないお客様は、屋久島島内にある登山用品レンタルショップにて、お客様ご自身で事前のご予約・お受け取りをお願いいたします。
【屋久島島内のおすすめレンタルショップ】
- 屋久島レンタル▶店舗HP(外部サイトへ飛びます)
※ハイシーズン(ゴールデンウィークや夏休みなど)はレンタル品が品薄になるため、早めのご予約をおすすめします。
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